アサギのブログ

ツインキルト羽毛布団のご紹介

Posted by ふとんのアサギ on 2021/1/6
ふとんのアサギ
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 今回はこの寒さを乗り切る為の暖かーい高級羽毛布団のご紹介です。

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冨樫部長と断面寝具一筋40年 アサギ冨樫一恵ツインキルト羽毛予約2


日本における羽毛の歴史は浅く、一般に出回り始めたのは昭和50年代中半からですが、山形では昭和56年に十字屋が西川産業とタイアップして実施した全社員販売運動では当時としては記録的な売上の 1億円を達成し、業界の話題をさらいました。

一組織で羽毛布団を800枚近く売ったその羽毛布団はダウン率70%・立体キルト縫製で価格は138,000円でしたが、当時の大卒初任給(120,800円)から現在の価格に換算すると230,800円となり、現在の羽毛の価格と比べると当然高かったと思われますが、実際に使ってみると当時の掛布団(普通1枚綿ワタ4.5kg入を2枚掛けていた)と比べて、軽さ・暖かさが全く違うので購入して使用後は納得していたのでは、と思います。

何よりも当時の世相が現在と全く違ったのは、高度経済成長は終わっていたものの給料(物価も)は毎年上がるという神話がまだ意識の底にあったものと思われます。

仮に、その羽毛が現在あると仮定すると、その価格は?と言うとズバリ1万円!

・・・逆に今回ご紹介の羽毛布団が昭和56年当時にあったとしたら、いくらすると思われますか?

寝具業界で45年間生きて来た筆者の試算では250万円でしょうか。何せテレビの出始めの頃の価格は今の値段に換算すると500万円相当だったとの話ですから・・・。

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話を戻しますと、羽毛布団の弱点は色々とあり、側地の中で羽毛が移動するのを防ぐ為に、中に仕切りが必要になり上/下の生地を縫い合わせて羽毛を入れる部屋を作るのですが、上/下の生地を縫い合わせた部分は羽毛が無いのでその部分は保温力はゼロとなり、逆に暖かみを逃がしてしまうので寒いのです。

この縫い方を弊社ではベタキルトと言い、羽毛布団の出始めの頃は一般的にはこのキルトがほんどでしたが、その欠点を補う縫い方「立体キルト」が開発され、言わば羽毛を入れる各部屋の四面に壁(マチ)を立てることで保温力を逃がさず暖かさを維持するというこの方法は今でこそ一般的になり
ましたが、前述の十字屋事例の時代にはまだまだ珍しい最新のキルトだったのです。

中身の羽毛のダウン率についても、先程の十字屋の例では70%でしたが当時は60%が多く、ダウン率80~90%はほとんど見かけない超高級品だったのです。

羽毛

しかし、キルトにしてもダウン率にしても時代の進化は目覚ましく、今回ご案内の羽毛布団は立体キルトを二層構造にして更に保温力をアップしたツィンキルトであり、ダウン率も業界で最も権威ある日本羽毛寝具協同組合認定の品質基準で上から二番目の五ツ星ランクのダウン率93%の羽毛を1.3kg入れ、超長綿の側生地を使った高級羽毛布団です。二層キルト説明

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ツインキルト羽毛予約3

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