２：快適睡眠のカギは就寝前後の身体の水分マネージメント

高温多湿な日本では、自覚のないまま発汗し、身体の水分を失っているケースが多くみられます。睡眠中も同様に、無意識の寝返りによる発汗などが身体の水分量に影響を与えているといいます。

また、発汗で寝具の内部が蒸れると、湿気とその不快感による寝返りが増えてさらに汗をかき、身体からどんどん水分が失われるといった悪循環に陥ります。

こうした状況を踏まえ、快適な睡眠のための大切なポイントとなるのが、睡眠中の体内水分をきちんと調整することです。身体が水分不足でカラカラだったり、逆に水分をとりすぎていると深い眠りにつきにくくなります。具体的に実践したいのは、就寝前にコップ一杯の水または白湯を飲むことです。

発汗しても体内に十分な水があれば、睡眠への影響を最小限に抑えることができます。また、起床時にも一杯の水または白湯を飲むことが、身体の水分バランスを整えるメンテナンス習慣となります。

寝汗については、季節に合った寝具を使い分ける、通気性の良い寝具を選ぶといったことも改善策になります。

 引用

管理栄養士　　　鈴木いづみ先生との対談にて

就寝前にコップ一杯分の水を飲むことで、睡眠中に体内の水分不足を補うことができます。ただし飲みすぎは逆効果です。